キャリモ日記その2。
……バルセロナを倒したい。
私は、天邪鬼である。
世間で激賞されるバルセロナを、私は好きになれなかった。
モウリーニョがマドリーの指揮をとっていた期間は、世間では「バルセロナ=正義、マドリー=悪」の構図であった。
正義を手放しで賞賛することなど天邪鬼にはできない行為である。
クラシコではモウリーニョをいつも応援していた。
バルセロナを好きになれないといっても、彼らの強さ、そのサッカーの質を認めないわけにはいかない。
今でも忘れられないのはCL決勝でマンチェスターUを赤ちゃん扱いした試合だ。
あの試合は、とても完璧で、バルセロナはボールをまさに「支配」し、本当に強く、そして――。退屈な試合であった。
バルセロナのサッカーはまるで「相手」というものが存在しないかのようなのである。
バルセロナは自分たちのサッカーを貫くという信念を持っており、相手は関係なく自分たちがどれだけ良いプレーができるか、その一点にこそ評価は集中する。勿論それは素晴らしいことだが、バルセロナのファンというわけでもなく、一観戦者に過ぎない私としては、あまりにも支配的なバルサのゲームでは、楽しみはシャビの変態キープやイニエスタの変態ドリブル、メッシの変態シュートを楽しむぐらいしかないのだ。本当、変態ばっかりのチームである。
色々難癖つけたところで仕方ないが、結局はバルセロナが強すぎる、ということに尽きるのであろう。
ゲーム中では、そのバルセロナを完膚なきまでに叩き潰すことがいつも私の目標であった。
強敵だからこそ打ち倒したいという気持ちだ。
そして今回。FIFA14での初顔合わせとなった前回キャリモではメッシに5点をぶちこまれ涙目になってしまったが、今回はあいつを涙目にしてやる。シャカとドミンゲスが奏でるサッカーに自信を持ち始めていた私は、強気であった。
「モウリーニョ、貴方はプレミアの舞台に帰ってしまったが貴方の意志はオレが継いでみせる。バルセロナのライバルは、Rマドリーでも、Aマドリーでもない。この私だ!このデポルだ!」
シャビに泣きながら「ごめんなさいいいいいいいいもう言いませんからあああああアンチサッカーとか言いませんからああああ!!!」と謝罪させてやる!
さあ、試合だ!
2015-2016シーズン アウェイのバルセロナ戦!キックオフ!
バルセロナ 7 - 1 でぽる()
「ごめんなさいぃいいいいいもう言いませんからあああああヤオサとか言いませんからああああもうシュートしないでよぉおおおお!!!お願いだからああああああ!!!!」
信じたくない現実だった。
いや、ゲームだった。
我々デポルは勇敢に戦った。パコ・へメス並に勇敢に戦った。ラインは高く、どんなに裏をつかれても決して下げなかった。しかし致命的な弱点があった。
それは、操作者である私がキーパーの飛び出しの操作方法を知らなかったことである。
△ボタン押しっぱなしらしいです。
(・ω<)テヘペロ
Rudy「しねよ」
あ?放出するからな。おまえ絶対放出するからな冬に。
キーパーが飛び出せたとして、結果がどれだけ変わったかはわからないが、とにかく完敗した。
もう面白いように点を決められた。
だが前回のような悲愴感はなく、アリスメンディさんが意地の一発を返してくれたのも私の精神の安定に一役かった。ポゼッションでもデポル54%バルサ46%で上回っていた。(どこかの世界ではポゼッションが相手チームを下回るだけで大騒ぎになる宗教的クラブがあるらしい)
シーズン後半にもう一度チャンスがある。その時こそ倒してみせる。……いや、失点を減らしてみせる。あわよくば引き分けぐらいには持って行きたい(弱気)アフェライさんマジ簡単にラインブレイクしないで(トラウマ)
順位表
バルセロナの前にAマドリーにも何気に惜敗したので順位を落としている。CL出場権は手に入れたいものである。
得点王争い
なにこのMessiとかいう変態……。