After a long time, I am.

日々のメモ

スタートアップに転職する

インフラエンジニアとして、サービスが始まってすらいないスタートアップ企業に転職することになった。

転職活動の流れとして、6月頭ぐらいにリクナビで動き出し、6/21から1次面接1社目、そこから4、5社を受けて7/3に最終面接を2社、結果として、大手のユーザー系SIとスタートアップから内定を貰った。
で、給料も福利厚生も何もかも良かった大手のほうをドロンしてスタートアップに
転職しようとしている今日このごろの俺だ。

この2択はメチャクチャ悩んだ。大手の方に辞退連絡した後も「これでよかったのか」と思うことしきりだ。SIには未来がない、なんて言説をひっきりなしに見かけるが、自分はそうは思わない。SIはずっとあり続けると思う。そういう理由でSIを選ばなかったわけではない。
給料も福利厚生もポジションも良い大手を蹴った理由といえば、最終的には「事業内容がおもしろそうだから」になる。まあ、外資系の日本法人なので、そこらへんも少し興味。
色々体制が整っていないみたいで、「会社が潰れそうなので、貴方の入社ができなくなりました」みたいな連絡がいつ来ないかヒヤヒヤしている。
親方面には反対されたが、まあそうやな。嫁方面からは特に何もなかった。ウジウジ悩んでんじゃねー的な感じだた。

しかし、転職活動。
実質2週間ほどで終わったが、エライきつかった。現職が私服なのもあり、また有給がほとんど残ってなく、体調も崩すし最悪だった。
日本では転職活動にかかるエネルギーが高すぎる。(他の国が実際どうかは知らない笑)
しかも肝心要?の転職理由がうまく言えず苦しんだ。
ポジティブに語るのが難しく、しかも他人から聞くと「それ、転職するほど?」とか言われそうだからである。

最終的には「現職ではやりたいこと(クラウドをガンガン)ができない」で突き通した。
一度雇うと解雇が難しいため、転職理由が転職先でも再現しないかを確認する、そのために転職理由はあるというが。
そもそも本音ベースで話している転職者がどれだけいるんだろうと。面接が嘘つき大会と呼ばれる所以である。

自分が面接で語りきれなかった転職理由としては

・退屈だから
・開発の御用聞きだから
・フレックスがないから
・オフィスのある、街が嫌いだから
・チームで仕事している感がないから
離職率は低くないのにそれを対外的には隠しているから

とにかく退屈だった。30歳を超えたが、まだ頭はそれなりに動くと思う。
それなのに毎日少しずつ脳細胞が壊死していくような感覚に耐えられなかった。
「ゆっくり死んでいくだけだったオレの心は……」的なやつである。

生き返りたかった。

実際転職先でも生き返れるかなんてわからない。
ただ、今の環境に居続ければ生き返れないのは確かなのである。ならば移るしかない。

その先がド級のスタートアップとは。自分でもびっくりだ。
そもそも受けたのもなんとなくだ。正直不安な気持ちにまみれている。
「スタートアップでは何事も自発的にやれなければダメ」とか「9割の転職者はスタートアップで失敗する」
だのネット記事を漁るだけで不安増大くんである。

昨日たまたま見ていたテレビでリリー・フランキー
「考えない技術」を身に着けろ。的なこと言っていて、自分に言われているようだった。
やると決めた(入社承諾した)以上は、余計なことを考えても仕方ないのはまさにそうだ。
根からペシミストなのでアカン。

 

と、まあまだ退職交渉もしていないのであるが。