欲しい物リストから「完全自殺マニュアル」を削除した
2009年にAmazonの欲しい物リストに登録していた「完全自殺マニュアル」を削除した。
2009年といえば大学4年生で、就職を控えていて色々不安だった時期だ。
不眠に苦しんでいた時期は人生ではあの時期だけだったようにも思う。
「社会に出たら~」の「社会」について、実体以上に恐れていたんだろう。
社会に出てみたら、それほど恐れるようなことはなかった。嫌なことは多くあり、「しにたい」と嘯くのは日常茶飯事であれ。
それでも、欲しい物リストを整理する度に最下段に残り続けるコイツを削除することができなかっった。
この本の存在が、心の最後の防波堤となっているのではないだろうかと、もし本当にどうしようもなくなったら購入しよう、みたいな気持ちだったんだろう。
今回精神に劇的な変化があったというわけでなく、最近ミニマリスト志向が異様に高まっているのもあって
「本当に今必要なこと以外は、脳のメモリーからも、PCのメモリからも、欲しい物リストにも留めない」と勢い込んで削除したのであった。
前向きに生きたいと思えるようになった、家族もいるし自殺なんてしない、とかそういう類の決意があるわけでは全くない。ただ、「今の自分には必要ない」。
また欲しい物リストにこの本を追加する時が来ないように願っている。
永い言い訳
「永い言い訳」を観た。
妻と大喧嘩?の真っ最中でもあり、思うことの多い映画だった。
Amazonレビューに良いコメントがたくさんあり、観たあとも考えさせられた。
主人公のサチオが、亡妻が遺した携帯電話に残っていた下書きメッセージ「もう愛していない。ひとかけらも」を見て怒って携帯電話を床に叩きつけるシーンがある。
そこまでかなり感情移入しながら見ていたが、「あ、それ気づいてなかったんだ」と、ちょっとピュアすぎる主人公だなと笑ってしまった。
自分は頭にくることがあるとメールの下書きで書いたり、メモ帳に同じようなことを書きなぐったりするので亡妻の気持ちがよくわかった。
自分も書くことがあるのだから、他人も当然書くことはあるだろうと思っている。
もちろん妻も。
もしうちの妻がそういうメッセージを書いていて、自分が見つけたとして、自分も怒りはするだろうと思った。
ただ、それが全てとは思わない。人間は日々変化していて、特に感情はナマモノで、ある時は顔も見たくないほど嫌な時もあれば、ふと優しい気持ちが湧いてくる時もある。感情が高じた時は、凄くロマンチックなことを書いたり言ったりもするし、怒っていれば非道い言葉を書いたりする。
そういえば、相手を非難するようなメッセージをそれとなく相手に見せるというテクニックは、効果的ではあるが、自分ぐらいの歳になるとそういうのを見つけた時、なんて子供っぽい、幼稚な仕掛けなんだろうと思ってしまう。それとなーく相手の悪口を書いた日記をちょっとめくりたくなるような場所に置いとくとか笑
遺された言葉は全てじゃなく、言葉は一時の感情の発露でしかないから、それがその夫婦生活の全てを表すのじゃないと。自分は思っている。
Amazonレビューのコメントの中で最も感銘を受けたのは「愛はいつも遅れてやってくる。」というもの。
日々を愛する、一日一日を大事に生きる、誰かに愛情を注ぐ。感動的な映画や本を見るたびにそう生きたいと思ったりするが現実の日常の中ではすぐに忘れてしまう。
愛しながら生きるということの難しさを感じざるをえない。
結局の所、他者や日々の様々なことは生き物であり、自分の感情も生き物ということだ。
それでも、一日でも他者に優しくなれる日を増やしていけるだろうか、と。
自分に問いかける気になるような。良い映画だった。
数ヶ月前の憤りメモ
コード書いたら負け、みたいな感じに思っている。そりゃ書けばなんでも大体できると思う。自分にできるできないは置いといて。
これだけ外部環境が整っていると、大体の案件でコードを書く必要はほとんどない。
この用途にはマネージドなあのサービスが使える、とか知っている方が大事で、自分で書くのはテストもしなきゃいけないし無駄が多い。
OSSにコントリビュートするのが仕事、とかならいいけど。
なんでこんなこと思うか。
自分が所属しているチームは入った時は違ったけど笑今はSREチーム?みたいな定義になっていて、インフラのコード化とか大事だよね、て感じの環境にいるわけだ。
たしかに。それはわかるよ。コード化大事だよね。
でも運用負荷がどう見ても高い個人の自己満足にも思えるお手製ツール群が次々に生み出されていく状況は、果たしてシステム運用を主眼にするチームにおいて、適切なのか?
今でも思い出すのはインフラ構成をTerraformで管理しよう、って提案した時に、いやPythonで構築スクリプトを作りましょう、と返ってきたこと。
何でですか?って聞いたらPythonでコードを書くのが好きだから。と。
好きだから。なるほど明快だ。好きこそ物の上手なれ、ともいうしね。でもそれって車輪の再発明以外の何物でもないやん。
この手のエンジニアの多さには本当に辟易するし、100歩譲って大企業で、サービスも安定していて勉強も兼ねて実装したいんです、とかならわかるよ。
ただ、我々はいうてもスタートアップで、サービスが生きるか死ぬかの段階じゃん?ていうか産まれてもいないじゃん?
SaasやEC2のコストはめっちゃ気にするけど、人が稼働する分のコストはどう考えてるん?まともなタスク管理してないからわからんのん?ワシが人のコストを気にしすぎなだけなの?なんなの?
まあ結局Terraformは通ったんやけど。
スタートアップから転職する
1年前ぐらいに「スタートアップに転職する」というタイトルでブログを書いたばかりで、
転職ブログをまた今書いている。
現在勤めているスタートアップを辞め、11月から新しい職場で勤めることになった。
色々あって今回の転職活動は6月末~7月と8月中旬~9月半ばと、2回することになってしまった。
最終的に獲得した内定数は4つで、これは過去の転職活動でも最多であった。やはり年齢的に最も転職がしやすい時期だからだろうか?
ほとんどの会社の転職エージェントと接してきたこともあり、とても転職事情に詳しくなってきたような気がする笑
鉄は熱いうちに打て、というがブログも同じで、熱い思いがあるうちに書いたほうが書きやすい。最も辞めたい気持ちが高まっている時のほうが、言葉が色々浮かんできただろう。
退職交渉含め転職活動が終了してからもう1週間以上経ってしまっているので、あれほど職場にあった怒りや失望などの感情を、もうあまり感じなくなっている。故にこのブログに書きなぐるべき退職理由など、言葉がすらすらと浮かんでこない。
もう気持ちが次に向かっているので、こんなものかなとも思う。感情を高ぶらせるだけ損という気持ちが強いので、このまま穏やかに去れればいいなと思う。
とりあえず、1年前のブログにならって、転職理由書きなぐり。
・複数の国出身の人が入り交じるグローバルな環境であるが、全くそのメリットを感じないから。上司が中国人とスリランカ人なんだ。だから何?
・裁量労働制で契約したのに出社時間を強制されるから
・チームが個人プレーばかりの人間で構成されていて仕事がしにくいから
・マネージャーが管理の仕事を放り出しているから
・マネージャーとチームビルディング、アーキテクチャ、技術選定もろもろ意見が合わないから
・オフィスのある、街は好き
街が好き、というのは自分の中でやはり大きい。笑
リモートワークできなくて強制出社させられるし(ボソッ
1年前に書いたブログでは、「スタートアップでは何事も自発的にやれなければダメ」とか「9割の転職者はスタートアップで失敗する」など書いている。
この2つについて、自分に限って言えば「スタートアップでは何事も自発的にやれなければダメなんてことはない。普通に、仕事すればいい」「9割の転職者はスタートアップで失敗する→失敗の定義による。たとえ不満を溜め込んで辞めたとしても、経験を活かした転職が可能であるならプラスではないか?」
という感じだったので、当時の不安は、全て杞憂であったと言える。
今回の経験を通して、スタートアップに対してイメージが非常に悪くなってしまったのは事実であるので、それは今後のキャリア選択に大きな影響を与えるであろう。実際、次の職場は大手企業にした。
さて、あと1ヶ月程で新しい職場だが、それまでに何かできるかなー。運動をしたほうがいいのは確かだ。
先日33歳を超えて、遂に「いくら食べても太らない」と言っていた自分のお腹周りも気になり始めたところだ。
7月
今年は梅雨が長いらしい。
7月ももう半ばを過ぎているが、ずっと雨が降っていた。
子供が生まれて、色々あってNICU入院して、退院した日に、
三浦春馬が死去した。
今年の7月は、転職活動やら出産やら、現職はサービスイン前の繁忙期で、とても忙しくなることはわかっていた。
だから雨続きの毎日でも、子供が一過性多呼吸でNICUに運ばれても、精神をそれなりに安定させていることができていた。
そこで突然のように訃報が入ってきた。
三浦春馬は、当然知り合いでも何でもないが、ほぼ同世代。
彼の頑張りにはもちろん全然及ばないが、同じように頑張って生きてきた同世代。
自死は、非常にしんどい。
何度もギリギリの夜を越えてきて、そして今夜は、でも、どうしても越えられなかった。のだろうか。とか。
そんな妄想していると涙がでてくる。
明けない夜も梅雨もないと、信じられるのだろうか。
今日は晴れている。
最近読んだ本やら観た映画やら
コロナの件が大々的になりはじめてから、同時に信長の野望をプレイしはじめた。 創造PK→革新PK→烈風伝PKという順に。 同時に映画も多く観ている。また、小説・漫画も戦国時代ものばかりであるが数多く読み進めている。
為替とCFDで大敗した結果、それらに割く時間が減ったので久しぶりに、そういった時間を過ごせているのかもしれない。
ゲーム
- 信長の野望 創造PK
多分最初にプレイする信長の野望としてふさわしいんじゃないかと思う。イベントが豊富で、ムービーも多いので、それなりに歴史イベントにも詳しくなれる。関ヶ原のムービーなどとても良い。 - 革新PK
最初プレイ時は2時間ぐらいで放り出した。難しく感じ、超初心者向けと言われている上杉謙信でも上手くプレイできず。ただその後も何となく続けていたらだんだんとおもしろさがわかってきて、最後はドハマリしていた。創造から考えると派手なイベント演出などはもちろんないが、ゲーム自体が派手な戦法乱舞なのでおもしろい。創造は合戦がつまらなく、革新のほうが楽しめる。兵士が300万人だろうとOMIKATAがあろうと、ゲームはやはり楽しいものが正義。 - 烈風伝PK
ターン制がやりたいと思って買った。10時間もプレイせずに放り出している。革新をやったあとだとターン制に戻るのは結構つらいのかもしれないと思った。
- 信長の野望 創造PK
小説
-
関ヶ原はまだ読み切ってないが映画を見てしまった。映画はイマイチ。国盗り物語は斎藤道三の話の1,2巻は自分的にはあまりおもしろくなく、信長・光秀まわりの話が多くなる3,4巻がやはり有名な合戦の話ばかりでおもしろい。新史太閤記は三部作の中で一番おもしろい、と思う。関ヶ原まだだけど。朝鮮出兵や秀次事件といった、秀吉の暗い晩年のことは書いてないので、気持ちよく読める。
「覇王の番人」
光秀モノ。細川藤孝が嫌いになる一冊。
- 「反逆」
上巻荒木村重。下巻光秀。高山右近が嫌いになる一冊。
非常におもしろかったので、作者である遠藤周作の他の作品も気になった。是非読んでみたい。「沈黙」か「海と毒薬」か。 - 「家康、江戸を建てる」
短編集。のようなもの。慶長小判の話しか記憶に残ってない。あと藤堂高虎がおべっか使いの嫌なやつに描かれていたのを覚えている。 信長とか光秀は有名すぎて、作品によってそんなに人物像にブレがないような気がするんだけど、藤堂高虎はブレが凄いような。ギリワンの変節漢ととるかどうかなのか? - 「乱世をゆけ 織田の徒花、滝川一益」
イケメン。創造PKで好きな顔グラ、能力も高くてお気に入りだった。小説内でもイケメン。一益の息子、のような設定の前田慶次郎が活躍するらしい次作「慶次郎、北へ」は未読。
-
漫画
- へうげもの
良作。千利休が死ぬシーンで泣く。数寄とは、何なのか。生き方なんだなあと思う。「反逆」で培った荒木村重のイメージが音を立てて崩れ落ちる。 - センゴク
信長の野望での仙石権兵衛のイメージがちょっとだけ変わる。創造PKで戸次川イベントを見た時は長宗我部元親カワイソス。仙石許すまじという感じだったがほんのちょっと和らぐ。土佐人の意見が聞きたい。 - ドリフターズ
戦国最強釣師島津家久の息子豊久が主人公ってことで読んだ。(創造PKにも配信キャラとして登録されている) ハンニバルとかスピキオとか懐かしすぎる。高校生以来の懐かしい感情が押し寄せてきた。世界史大好きだったなあ。ポエニ戦争とかあったなああああぁ。
- へうげもの
映画
- 清州会議
役所広司が柴田勝家。佐藤浩市が池田恒興。時勢に乗ることができない悲しい侍の柴田勝家。ちょっと切ない。大泉洋の秀吉がめっちゃ良い。ていうか時代劇めっちゃ向いてるような。 「駆込み女と駆出し男」しか他知らんけど。それもめっちゃ良かった。 - 関ヶ原
役所広司が徳川家康。映画だと嫌な感じなんだけど柴田勝家見てるから憎めないわ。全体的に何言ってるのか聞き取りにくくてよくわからん。福島正則ムカツク。 - 花戦さ
佐藤浩市が利休。美しい森川葵を見るための映画。 - のぼうの城
佐藤浩市が成田家家老。美しい榮倉奈々を見るための映画。 - 殿、利息でござる
昔見たやつ。むっちゃ泣いたこの映画。最近テレビでよく見る磯田道史が原作と聞いて驚く。 - 超参勤交代
昔見たやつ。リターンズはイマイチ。佐々木蔵之介が殿様。家老界1可愛い西村雅彦を見るための映画。 - 復活の日
最近観た中で戦国全く関係ない。コロナ関係か。草刈正雄のイケメンさに驚愕する映画。 - 咲 劇場版
昔見たやつ。何でかまた見る。麻雀めっちゃやりたくなる。こういう青春ええよな。「こいつ・・・!できる・・・!!」みたいなの最高すぎ。 - 若女将は小学生
アニメ映画。何となくEテレでやってたの観たけど泣いた。良い映画だ。
- 清州会議
全体的に時代劇映画の俳優の使いまわしっぷりはすごいと思う。
そんな感じで、ここ2ヶ月ぐらいは戦国漬けに近い状態であった。
好きなイベントは「佐々木信盛の折檻状」「直江状」。書面て人の心に与えるダメージ大きいよね。現代でもメールで罵倒されるとすっごい堪えるよね。
昔に比べて好きになった武将は竹中半兵衛(革新とセンゴクの影響)
嫌いになった武将は細川藤孝/忠興。あとやっぱり島津は何でかあまり好きになれない。何でだ。
AWS NLBについてのメモ
多分2年前ぐらいに出た、SSL終端やら、スティッキーセッションやら、やることが少し多いALBと比べてスッと後ろにリクエストを流す代わりにより高パフォーマンスを提供するL4のLB。というイメージ
と思っていたらTSL終端ももうできるらしい。ラッキー。そのためにEC2用意しなきゃいけないのかと思って嫌だった。
静的なIPアドレスを持つNLBがTLS Terminationに対応してアクセスログも出力可能に! | Developers.IO
セキュリティグループは使えない。バックエンドのインスタンス(ターゲットグループに登録したインスタンス)側のセキュリティグループでアクセス許可を行う。 インターネットサービスなどで使用する場合は、0.0.0.0/0で開けることになる。
ターゲットグループの設定 ターゲットグループを設定する際の、「ターゲットの種類」によってソースIPが変わる。
AWS Network Load Balancer(NLB)のソースIPとターゲットのセキュリティグループ留意点まとめ | Developers.IO
「instance」で登録した場合、クライアントのIPアドレスになる。
「ip」で登録した場合、NLBのPrivateIPになる。
試しに、NLBのバックエンドにnginxを立ててaccesslogを見てみたところ、
・「instance」で登録した場合
[クライアントのGlobalIP] - - [13/May/2020:18:34:26 +0900] "GET / HTTP/1.1" 200 29 "-" "curl/7.58.0" "-"
・「ip]で登録した場合
[NLBのPrivateIP] - - [13/May/2020:18:42:35 +0900] "GET / HTTP/1.1" 200 29 "-" "curl/7.58.0" "-"
remote_addrがそれぞれ上記の値で記録された。 ※MultiAZの場合、NLBのPrivateIPはそれぞれのAZのNLBのPrivateIP。
healthcheck用にNLBが所属するサブネットからのアクセスと、インターネット向けの場合は0.0.0.0/0、特定のIP相手の場合はそのGIPを許可する。
他参考: